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酵素と食べ物

食物酵素と消化酵素

生の食べ物を食べると、その食べ物に含まれる食物酵素が食物酵素胃で消化・分解を行ないます。
 
そのため、 加工・調理された食品を食べたときに比べて、消化酵素および胃酸の分泌も少量で済みます。
 
酵素サプリメントを摂ったときにも同じように、消化酵素および胃酸の分泌も少量で済むと考えられます。
 
ただし、食べ物に含まれる食物酵素は、膵臓からの消化酵素より低いため、生の食べ物には長い時間がかかります。
 
野生のライオンが、狩をして生肉を食べた場合、しばらくの間、動きませんが、その間に食べた生肉に含まれるカテプシンという酵素が消化を開始します。
 
その後、ライオンの胃からペプシンを含む胃液が分泌され、生肉の内と外から消化が進んでいきます。
 
そして、完全に消化が終わるまで、1週間近くかかるものと思われます。
 
蛇がカエルを飲み込んだり、大蛇が豚を飲み込んだりして、胃の部分が大きくなる映像を見ることがありますが、前記のライオンのケースと同じように、完全に消化され、胃の部分の太さが元に戻るまで時間がかかります。
 
自然界の生物は、食物酵素胃か、それに準じた器官を持ち、食べた物の食物酵素による事前消化を行わせることにより、消化器官に余分な負担がかからないようにしています。
 
私たち人間も、食物酵素胃を持っており、酵素を含んだ食べ物を食べたときには、消化器官に余分な負担がかからないようになっています。

酵素抑制物質

古いんですが、1944年に行われた酵素に関する動物実験があります。

若いネズミとニワトリに、生の大豆を餌として与えました。

生の大豆には、酵素が含まれていますが、酵素抑制物質も多量に含まれています。

酵素抑制物質とは、種子の中の酵素が勝手に働いて発芽しないように、酵素の働きを抑制する物質です。

(温度と水分を与えることにより、酵素抑制物質を不活性にし、発芽させることができます)

生の大豆を与えられたネズミとニワトリは、この酵素抑制物質と戦うために酵素を分泌する膵臓から大量の消化酵素が分泌されました。

その結果、膵臓の分泌線が腫れ、負担に耐えられなくなり、病気にかかり、成長も止まりました。

大豆に限らず、種子には酵素抑制物質が含まれています。

ですので、種子類を食べると、消化酵素が浪費されることになります。


注:
お米も種子です。ですので酵素抑制物質が含まれているはずです。
熱をかけて炊くので、酵素抑制物質は完全に不活性になるのでしょうか?
あるいは、玄米と白米とで差があるのでしょうか?

これらについては、調査中です。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

脂肪には大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の二つがあります。

飽和胞肪酸は牛肉や豚肉、乳製品などの動物性の脂肪に多く含まれています。

不飽和脂肪酸はさらに、オメガ3系とオメガ6系の二種類に分類できます。

オメガ3系には、サケやイワシなどの魚油に多いエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)、亜麻仁油やシソ油に多いα-リノレン酸があります。

α-リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変化します。

オメガ6系にはコーン油やゴマ油、マヨネーズなど、一般的な植物油の主成分であるリノール酸や、動物性の胎肪に飽和脂肪酸とは別に含まれるアラキドン酸が該当します。
リノール酸は体内で主にアラキドン酸に変化します。

飽和脂肪酸は体内で合成できるため、食事からとる必要は必ずしもありません。むしろ、とりすぎによる弊害のほうが指摘されるくらいです。

牛や豚の体温は人開より高いため、これらの動物の脂肪(飽和脂肪酸)は融点が高い、つまり高温にならないと溶けないのが特徴です。
こんなに固まりやすい脂肪を体温の低い人間がとりすぎれば、血管や血液に悪影響を及ぼすのは容易に想像できるでしょう。

つまり、肉、肉加工品、乳製品はあまり食べないほうが良いということです。

肉の多食はキケン 1

タンパク質は、体内で実に、さまざまな働きをしています。

筋肉、骨、内臓、ホルモン、酵素などの材料になるほか、免疫にかかわる抗体(注)をつくったりしています。

エネルギー不足の際には体内のタンパク質(筋肉など)からブドウ糖がつくられ、エネルギー源として用いられることもあります。

タンパク質といえば肉ですが、動物の肉だけで必要なアミノ酸を得ようとすると、結果的にタンパク質の過剰に摂取することになり、さまざまな形で体に負担がかかってしまいます。

タンパク質の構造は非常に複雑であり、その分解や代謝に多くのエネルギーを必要とするからです。

そのため、炭水化物などに比べると体に負担をかける効率の悪い燃料なのです。

また炭水化物や脂肪は、エネルギーとして使われた後は、最終的に水と二酸化炭素だけになりますが、
タンパク賃が使われた後には、アンモニアが発生します。

アンモニアは、非常に毒性の強いものですが、肝臓で毒性の低い尿素に変えられます。

その後、腎臓で濾過(ろか)され、最後には尿として排泄されます。

つまり、タンパク質をとりすぎれば、肝臓や腎臓に大きな負担がかかるのです。


つづく


注:

抗体:抗原を捕まえる手錠のようなもの

抗原:免疫システムを刺激する物質。アレルギーを高原の中には、アレルギーの元になるものがある。アレルゲンという。

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