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「酵素栄養学」(ハウエル博士著)

酵素リパーゼを失った脂肪は危険

加熱調理によって、リパーゼ無くなることは何度も述べましたが、

このリパーゼを失った脂肪は、胃の中で2、3時間も事前消化されずに放置されることにより、

胃・腸のトラブルの原因になっています。
 
 
胃の中で、タンパク質や炭水化物が、唾液に含まれる酵素のアミラーゼやペプシンにより

事前消化されている間、

リパーゼを含まない脂肪は、事前消化が進みません。

それだけでなく、消化や体内での代謝がうまくいきません。

 
 
リパーゼを含む脂肪(つまり生の脂肪)は、胃の上部(食物酵素胃)で事前消化されます。

このことは、野生の動物の胃の中では通常に行われていることであり、

人間の場合も、調理法が進歩する前は、野生の動物と同じような状況であり、当時の人たちには

心臓病がありませんでした。

 

伝統的なエスキモーの食事は、ほとんどが生の肉と魚ですが、

1926年に北極探検隊に同行したウィリアム・A・トーマス博士は、エスキモーに腎臓や心臓・血管に

以上のある人は一人もいなかったと報告しています。

伝統的な食事を捨て、白人と同じように、加工された食品を食べているエスキモーには、

さまざまな病気が病気が発生するようになりました。

コレステロールの血管への付着は、酵素不足

前回の記事にも書いたように、動物性脂肪に含まれるコレステロールが、動脈硬化の原因のひとつで

す。

加熱調理されていない自然の食べ物にはリパーゼが含まれており、動脈硬化にはならないものです。

たとえば、鶏、七面鳥、ガチョウ、豚、牛、羊、兎、アザラシなどに含まれています。

また、脂肪を含む種子類、大豆、亜麻の種、小麦、大麦、コウジカビなどの菌類にも含まれています。
 
 
 
大量の脂肪を食べている野生の動物たちには、心臓病や血管の病気がありません。

また、生の脂肪を含んでいる生の食物を食べている世界中の人々にも、心臓病や血管の病気があると

いう報告もありません。

昔から、いろいろな国の人々が、大量の生のミルク、バター、チーズなどを食べていましたが(もちろん

日本は除きますが)、コレステロールを原因とする心臓病などはありませんでした。

加熱調理されていない生のミルク、バター、チーズなどにはリパーゼ(脂質の消化を行う消化酵素)が含

まれているからです。

心臓病を防ぐ酵素

・動脈硬化は、酵素(リパーゼ)が働いていないのが原因

アメリカ人の死亡率の第1位は、心臓病で、多くの研究機関等で原因と治療法・予防法の研究が行われ

ており、食事に含まれる脂肪・コレステロールの量を減らすことが、専門家の勧める予防法のようです。
 
 
 
酵素栄養学から考えると、脂肪を含む食品を、加熱調理することにより、酵素不足になって消化を悪くし、

血管内に有害な物質が蓄積することが心臓病の原因と思われます。

この場合の酵素は、特にリパーゼです。
 
 
 
外部から入るリパーゼが食物酵素胃(人間でいえば胃の入り口付近の部分)で脂肪に働くと、すい臓から

分泌されるリパーゼの負担が軽くなります。
 
 
 
食品への殺菌消毒があまり行われなかったころ、アメリカ人がお昼の弁当として持参したサンドイッチの

パンには(殺菌消毒されていない)生のバターが塗られ、厚切りの肉が挟んでありました。

この生のバターに含まれているリパーゼが、昼食時間まで肉の脂肪を事前消化し、食後は食物酵素胃で同

じく事前消化をして、体の消化酵素を節約していました。
 
 
 
エスキモーが、生肉や獲物の皮下脂肪たくさん食べても、動脈硬化症などにかからなかったのは、生肉に

リパーゼが含まれているからです。

残念なことに、現代のバターにはリパーゼが含まれていません。

酵素でアレルギーを抑える

・不健康な体への適応を拒否する酵素

例えばイチゴのアレルギーがあるとします。

まず、1日1個だけ食べ続けてください。

それでも、かゆみや湿疹などのアレルギー症状が出る場合は、

1日に半分または、1/4にして様子をみます。

それで、アレルギー症状が出なかったなら、1日1個にもどします。

大丈夫であったら、1個を1日2回、そして3回と増やしていきます。

いずれ、1皿あるいは2皿と食べられるようになるでしょう。
 
 
 
生の食品にアレルギーがあるということは、食品に含まれている酵素が、不健康な体への適応を拒否し

ているということなのです。

何らかの不健康な物質を体の外に出そうとしていると考えることが出来ます。
 
 
 
体内の働きを、工場に例えると、

鉄、銅、プラスティックなどのさまざまな材料が必要です。これが、タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタ

ミン、ミネラルにあたります。

工場では作業する人が酵素にあたり、作業員を指揮する監督がホルモンです。

体内では清掃酵素もあります。

この清掃酵素は、血液中で死んでいるもの、弱っているもの、攻撃的なものを拾い集め清潔にします。

清掃酵素が弱ると、不要な物質を皮膚から出したり、鼻やノドの粘膜から鼻汁として排泄するという体の

自然な作用が働きます。


アレルギーについてはこちらへ↓

アレルギー 喘息 健康法

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