生の食べ物を食べると、その食べ物に含まれる食物酵素が食物酵素胃で消化・分解を行ないます。
そのため、 加工・調理された食品を食べたときに比べて、消化酵素および胃酸の分泌も少量で済みます。
酵素サプリメントを摂ったときにも同じように、消化酵素および胃酸の分泌も少量で済むと考えられます。
ただし、食べ物に含まれる食物酵素は、膵臓からの消化酵素より低いため、生の食べ物には長い時間がかかります。
野生のライオンが、狩をして生肉を食べた場合、しばらくの間、動きませんが、その間に食べた生肉に含まれるカテプシンという酵素が消化を開始します。
その後、ライオンの胃からペプシンを含む胃液が分泌され、生肉の内と外から消化が進んでいきます。
そして、完全に消化が終わるまで、1週間近くかかるものと思われます。
蛇がカエルを飲み込んだり、大蛇が豚を飲み込んだりして、胃の部分が大きくなる映像を見ることがありますが、前記のライオンのケースと同じように、完全に消化され、胃の部分の太さが元に戻るまで時間がかかります。
自然界の生物は、食物酵素胃か、それに準じた器官を持ち、食べた物の食物酵素による事前消化を行わせることにより、消化器官に余分な負担がかからないようにしています。
私たち人間も、食物酵素胃を持っており、酵素を含んだ食べ物を食べたときには、消化器官に余分な負担がかからないようになっています。