ビタミン不足が叫ばれて以来、ビタミン摂取に気をつけている現代人は多くなっているように思います。
ビタミンのサプリメントも売れているようですが、ミネラルはまだマイナーな存在のようです。
酵素にとって、ミネラルは重要です。なぜなら、ミネラルがないと働くことが出来ない酵素がたくさんあるからです。
ミネラルは酵素を活性化して、必要な機能をさせるために不可欠な補因子の役目をしています。
したがって、補因子であるミネラルが不足すると、知らず知らずのうちに体調不良を引き起こしたり、慢性的な疲労感の原因となってしまいます。
人間の体内にあるミネラルを量の多い順にあげていくと、カルシウム、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグネシウムとなります。さらに微量なもので見ていくと鉄、亜鉛、鋼、ヨウ素、セレン、マンガン、モリブデン、クロム、コバルトなどです。
ビタミンは、種類によっては人間の体内でも合成することができますが、ミネラルだけはつくることができません。
穀物や野菜、果物などに含まれているミネラルは、地中から吸収し、蓄えたものです。
肉類に含まれているミネラルは、ミネラルを含んだ植物をエサとして食べることによって、体内に蓄えたものです。
魚肉のミネラルは、海水や川の水に含まれていたミネラルです。
人間である私たちは、植物、動物、魚を食べることによって、そのミネラルを摂取しているわけです。
ところが、植物のミネラルは人間にとって必ずしも都合よく存在してくれているわけではありません。
たとえば、玄米などの穀類、豆類に含まれるフィチン酸は、ミネラルの吸収阻害物質として作用するために十分に吸収することができません。
玄米は、体に良くて、白米は悪いといわれていますが、酵素・ミネラルの視点からは、良くない食品ということになります。
玄米の賛否が分かれるところです。
また、腸内細菌のバランスが悪く、悪玉菌が多い状態ではミネラルの吸収が大変妨げられることもわかっています。
注:
補因子とは、酵素と強く結合し酵素が触媒活性を示すのに必要な物質です。