タンパク質は、体内で実に、さまざまな働きをしています。
筋肉、骨、内臓、ホルモン、酵素などの材料になるほか、免疫にかかわる抗体(注)をつくったりしています。
エネルギー不足の際には体内のタンパク質(筋肉など)からブドウ糖がつくられ、エネルギー源として用いられることもあります。
タンパク質といえば肉ですが、動物の肉だけで必要なアミノ酸を得ようとすると、結果的にタンパク質の過剰に摂取することになり、さまざまな形で体に負担がかかってしまいます。
タンパク質の構造は非常に複雑であり、その分解や代謝に多くのエネルギーを必要とするからです。
そのため、炭水化物などに比べると体に負担をかける効率の悪い燃料なのです。
また炭水化物や脂肪は、エネルギーとして使われた後は、最終的に水と二酸化炭素だけになりますが、
タンパク賃が使われた後には、アンモニアが発生します。
アンモニアは、非常に毒性の強いものですが、肝臓で毒性の低い尿素に変えられます。
その後、腎臓で濾過(ろか)され、最後には尿として排泄されます。
つまり、タンパク質をとりすぎれば、肝臓や腎臓に大きな負担がかかるのです。
つづく
注:
抗体:抗原を捕まえる手錠のようなもの
抗原:免疫システムを刺激する物質。アレルギーを高原の中には、アレルギーの元になるものがある。アレルゲンという。