酵素(こうそ)とは、生体内でおこる化学反応を触媒する物質です。
酵素は、生物が食べ物を体内に取り入れて、消化・吸収・輸送・代謝・排泄にまでのすべての過程に関与しており、生物が生きている上で、欠かすことができないものです。
消化・吸収に限らず、筋肉を動かしたり、呼吸をしたり、考え事をしたりことも、すべてに酵素が関係しています。
生体内にはさまざまな物質が混在しており、酵素はさまざまな化学変化が秩序立って進むことに役立っています。
従って、この酵素の働きを無視した栄養学、たとえば、カロリー計算や、ビタミン・ミネラルばかりを問題にしている栄養学は、栄養学として十分とはいえません。
この、酵素を中心に捕らえた、酵素栄養学というのもあります。
人類は、古来より発酵という形で酵素を利用してきました。
そして今日では、酵素の利用は食品製造だけにとどまらず、化学工業製品の製造や医療において、酵素作用を調節する治療薬を用いるなど、幅広い分野で研究応用されています。
私たちが病気にならず、健康で長生きするためには、酵素と酵素の働きについて、知る必要があります。