食べ過ぎ、あるいは飲みすぎになると胃腸薬を飲む方も多いと思います。
この胃腸薬の成分の中に、デンプン、タンパク質、脂肪を分解する酵素が入っている薬もあります。これらは、唾液、胃、すい臓の消化酵素による食べ物の分解を助けます。これらの酵素は、微生物などから精製します。そして、Ph的に安定しており、強酸の胃液の中でも壊されません。
消化酵素以外でも医薬品として利用されています。手術の傷やケガの治りを速めるために、タンパク質分解酵素を使います。酵素に、傷口のタンパク質を適当に分解させるのです。
卵の白身から取り出したリゾチームという酵素は、細菌の外側の物質を分解し殺す作用があるので、風邪薬に配合されたり、歯を抜いた後などに細菌の感染予防として利用されています。
卵は、殻を通って侵入してくる細菌に備えて大量のリゾチームを持っているのです。人間でも、眼は外界に触れる部分で細菌が侵入しやすい部分なので、涙にリゾチームが含まれています。
食事のとき、まず始めに食物を口に入れ噛みます。このとき、唾液の中のアミラーゼが、食物の中のデンプンをブドウ糖が数個つながった状態に分解します。
胃に達した食物のなかの、タンパク質の一部は胃壁から出るペプシンという酵素で分解されます。
胃から十二指腸に入るとすい臓から酵素が出てさらに食物を分解します。α-アミラーゼは、残ったデンプンを分解します。トリプシンやキモトリプシンのタンパク質分解酵素が、タンパク質をアミノ酸が数個つながった状態に分解します。油脂を分解する酵素リパーゼは、脂肪を脂肪酸とグリセリンなぞに分解します。
食物が分解されることを消化といい、そのために働く酵素を消化酵素と呼びます。食べ物の成分である、デンプンとかタンパク質とか脂肪は高分子なのでそのままでは大き過ぎて腸から吸収することができないため、消化酵素による分解が必要なのです。
一方、消化酵素が働かない栄養成分は、分解されずに腸に達します。例えば、フルクトオリゴ糖は分解されずに腸に達し、ビフィズス菌の食物になります。人間がフルクトオリゴ糖を分解する酵素を持っていないからです。6番目の栄養素である食物繊維も消化酵素で分解されずに腸まで達し、フルクトオリゴ糖と同じように腸内細菌の状態を良くするなどして大腸の機能を正常にします。消化されないからといって無駄ではないのです。
LDHは、L-乳酸脱水素酵素の略で、人体のどの臓器にも普遍的に存在します。
LDHの正常値は、100~220ですが測定方法が異なることにより、250~460が正常値という医療機関もあります。この酵素は、各臓器に普遍的にあるので、いろいろな病気で高い値が出てきます。ガン患者では特に高くなります。
アルカリ性ホスファターゼは、リン酸に結合している物質を分解してリン酸を放出する酵素です。骨はリン酸カルシウムが主成分ですから、骨と深いかかわりのある酵素です。子供と妊娠後期の妊婦では値が高くなります。
この酵素の値が高くなると、肝臓、胆嚢の病気、に関連した病気かもしれません。
アミラーゼは、唾液の中に存在し、デンプンを分解する消化酵素として有名です。すい臓に極めて多く含まれています。その他の臓器では、十二指腸以外にはわずかしか含まれていません。なので、アミラーゼの値が高い場合は、すい臓、十二指腸の病気が疑われます。また、急性虫垂炎(盲腸)、急性耳下腺炎(おたふくかぜ)に罹った時は、発病後3~4日で正常の3~8倍に増加します。
血液検査でのGOT、GPT、γ-GTPなどの酵素の検査値は、測定方法や単位によって違いが出てきます。測定方法で値が異なりますから、医療機関によっては、正常値が異なることがあります。
健康な人の検査値は、ある範囲内に納まります。
GOTとGPTはアミノ酸の生成に関与する酵素ですが、GOTの正常値は1~35(国際単位IU。以下同)、GPTでは4~40です。
急性肝炎になるとこれらの値が100から、多い場合は2000を超えることもあります。慢性肝炎、肝硬変、肝ガン、胆汁うっ滞などでは100~300くらいでしょう。
GOTは心臓に一番多く含まれていますから、心筋梗塞になると発病後1~2日で100以上になり、すぐに正常値に戻ります。
γ-GTPは、10~45が正常値ですが、酒をよく飲み人は10~80と高くなります。このγ-GTPは腎臓に最も多く含まれますが、腎臓が異常でも尿で排泄されるため、血液検査値に影響を与えることはまれです。ですので、γ-GTP値の異常は、肝臓、すい臓の病気である可能性が高いです。肝ガン、黄疸、アルコール性肝障害では100~500以上、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変だと100~300くらいです。
食べ過ぎ、あるいは飲みすぎになると胃腸薬を飲む方も多いと思います。
この胃腸薬の成分の中に、デンプン、タンパク質、脂肪を分解する酵素が入っている薬もあります。これらは、唾液、胃、すい臓の消化酵素による食べ物の分解を助けます。これらの酵素は、微生物などから精製します。そして、Ph的に安定しており、強酸の胃液の中でも壊されません。
消化酵素以外でも医薬品として利用されています。手術の傷やケガの治りを速めるために、タンパク質分解酵素を使います。酵素に、傷口のタンパク質を適当に分解させるのです。
卵の白身から取り出したリゾチームという酵素は、細菌の外側の物質を分解し殺す作用があるので、風邪薬に配合されたり、歯を抜いた後などに細菌の感染予防として利用されています。
卵は、殻を通って侵入してくる細菌に備えて大量のリゾチームを持っているのです。人間でも、眼は外界に触れる部分で細菌が侵入しやすい部分なので、涙にリゾチームが含まれています。
食事のとき、まず始めに食物を口に入れ噛みます。このとき、唾液の中のアミラーゼが、食物の中のデンプンをブドウ糖が数個つながった状態に分解します。
胃に達した食物のなかの、タンパク質の一部は胃壁から出るペプシンという酵素で分解されます。
胃から十二指腸に入るとすい臓から酵素が出てさらに食物を分解します。α-アミラーゼは、残ったデンプンを分解します。トリプシンやキモトリプシンのタンパク質分解酵素が、タンパク質をアミノ酸が数個つながった状態に分解します。油脂を分解する酵素リパーゼは、脂肪を脂肪酸とグリセリンなぞに分解します。
食物が分解されることを消化といい、そのために働く酵素を消化酵素と呼びます。食べ物の成分である、デンプンとかタンパク質とか脂肪は高分子なのでそのままでは大き過ぎて腸から吸収することができないため、消化酵素による分解が必要なのです。
一方、消化酵素が働かない栄養成分は、分解されずに腸に達します。例えば、フルクトオリゴ糖は分解されずに腸に達し、ビフィズス菌の食物になります。人間がフルクトオリゴ糖を分解する酵素を持っていないからです。6番目の栄養素である食物繊維も消化酵素で分解されずに腸まで達し、フルクトオリゴ糖と同じように腸内細菌の状態を良くするなどして大腸の機能を正常にします。消化されないからといって無駄ではないのです。
LDHは、L-乳酸脱水素酵素の略で、人体のどの臓器にも普遍的に存在します。
LDHの正常値は、100~220ですが測定方法が異なることにより、250~460が正常値という医療機関もあります。この酵素は、各臓器に普遍的にあるので、いろいろな病気で高い値が出てきます。ガン患者では特に高くなります。
アルカリ性ホスファターゼは、リン酸に結合している物質を分解してリン酸を放出する酵素です。骨はリン酸カルシウムが主成分ですから、骨と深いかかわりのある酵素です。子供と妊娠後期の妊婦では値が高くなります。
この酵素の値が高くなると、肝臓、胆嚢の病気、に関連した病気かもしれません。
アミラーゼは、唾液の中に存在し、デンプンを分解する消化酵素として有名です。すい臓に極めて多く含まれています。その他の臓器では、十二指腸以外にはわずかしか含まれていません。なので、アミラーゼの値が高い場合は、すい臓、十二指腸の病気が疑われます。また、急性虫垂炎(盲腸)、急性耳下腺炎(おたふくかぜ)に罹った時は、発病後3~4日で正常の3~8倍に増加します。
血液検査でのGOT、GPT、γ-GTPなどの酵素の検査値は、測定方法や単位によって違いが出てきます。測定方法で値が異なりますから、医療機関によっては、正常値が異なることがあります。
健康な人の検査値は、ある範囲内に納まります。
GOTとGPTはアミノ酸の生成に関与する酵素ですが、GOTの正常値は1~35(国際単位IU。以下同)、GPTでは4~40です。
急性肝炎になるとこれらの値が100から、多い場合は2000を超えることもあります。慢性肝炎、肝硬変、肝ガン、胆汁うっ滞などでは100~300くらいでしょう。
GOTは心臓に一番多く含まれていますから、心筋梗塞になると発病後1~2日で100以上になり、すぐに正常値に戻ります。
γ-GTPは、10~45が正常値ですが、酒をよく飲み人は10~80と高くなります。このγ-GTPは腎臓に最も多く含まれますが、腎臓が異常でも尿で排泄されるため、血液検査値に影響を与えることはまれです。ですので、γ-GTP値の異常は、肝臓、すい臓の病気である可能性が高いです。肝ガン、黄疸、アルコール性肝障害では100~500以上、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変だと100~300くらいです。
健康診断で血液検査を受けますが、肝機能検査のなかに「GOT」「GPT」「γ-GTP」というのがありますが、これらは実は酵素の名前です。
「GOT」はグルタミン酸-オキサロ酢酸-トランスアミナーゼ、「GPT」はグルタミン酸-ピルピン酸-トランアミナーゼ、「γ-GTP」はガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼの略称です。
「GOT」は心臓に一番多くあり、次が肝臓です。「GPT」は肝臓に一番多い酵素です。「γ-GTP」は腎臓に最も多くあり、次にすい臓、肝臓と続きます。
これらの酵素は、タンパク質の成分であるアミノ酸を合成したり、体内を輸送する重要な酵素です。
肝臓は、体内での代謝(物質の変化)の中心的な役割を果たしています。糖質、タンパク質、脂肪(油脂)、核酸、ビタミン、ホルモンなどの代謝と調節の大部分は肝臓が行っています。また、解毒も行っています。
生物の身体を構成する細胞の中には酵素がぎっしり詰まっています。
「GOT」「GPT」「γ-GTP」も多数の酵素の一部です。血液検査での数値は、これらの酵素の活性を表しています。血液中での数値が高いということは、(血液中での)活性が高いということです。これらの酵素は肝臓の細胞の中にあるものなので、血液中では血液中での活性は低いのが正常です。その値が高いということは、肝臓の細胞が壊れたことを意味しています。
細胞が壊れる原因としては、お酒を飲みすぎて、肝臓がアルコールを処理し切れなくなる、あるいは、肝炎ウィルスにより肝臓の細胞が壊される、などです。